移動祝祭日 (同時代ライブラリー)
E. ヘミングウェイ岩波書店
岩波書店
20代だった頃のパリでの生活を後年作品にしたもの。
おいしい食事の話、読んだ本のこと、お酒、競馬
最初の妻のこと・・・など、パリで関わったことのすべてを
描き出しています。
その表現は絶妙で、自分もパリの町並みを楽しんでいる
かのような気分になります。
今までは、戦時下ものの作品しか読んだことがなかったので
印象が変わってとてもいい作品です。
奥さんも後に別の人に代わったりしますが、当時の奥さんの
ことが一番印象的だったので、この作品を書いたのかな?
という気がします。
おいしい食事の話、読んだ本のこと、お酒、競馬
最初の妻のこと・・・など、パリで関わったことのすべてを
描き出しています。
その表現は絶妙で、自分もパリの町並みを楽しんでいる
かのような気分になります。
今までは、戦時下ものの作品しか読んだことがなかったので
印象が変わってとてもいい作品です。
奥さんも後に別の人に代わったりしますが、当時の奥さんの
ことが一番印象的だったので、この作品を書いたのかな?
という気がします。
シネマ屋、ブラジルを行く―日系移民の郷愁とアイデンティティ (新潮選書)
細川 周平新潮社
新潮社
「シネマ屋、ブラジルを行く」というのは面白いタイトルだと思う。まず、シネマ、という表現がいい。大正、昭和初期のロマンチックな日本が感じられるし、それは同時に、移民がどっと、ブラジルへ向かった時期にも重なる。「郷愁」というのは、その時代を生きた人たちが、当時を懐かしんで感じたのであろうと思った。しかし、本を読むと、著者は戦後の生まれ。ブラジルの情報収集も、なんと、移民80周年から90周年に至る1990年代のもの。実は、この「新しさ」がたいへん嬉しかった。昭和初期を生きた読者は、映画の話題によって、当時を懐かしむことができよう。平成の今、青春を謳歌している若者は、過去の文化遺産として映画作品を眺めることができよう。
著者が冷静に取りあげた日系人監督チズカ・ヤマザキは、先ごろ、「ガイジン2」の制作を終えた。監督の20年あまり前の「ガイジン」という映画が、ブラジルの日系社会で、賛否両論の評価を得たことをこの本で知ったので、続編については、どんな評価がなされるのか興味津津である。時の流れも、移民90周年から移民100周年に向かっている。改めて、この本を読む価値が増すことであろう。
著者が冷静に取りあげた日系人監督チズカ・ヤマザキは、先ごろ、「ガイジン2」の制作を終えた。監督の20年あまり前の「ガイジン」という映画が、ブラジルの日系社会で、賛否両論の評価を得たことをこの本で知ったので、続編については、どんな評価がなされるのか興味津津である。時の流れも、移民90周年から移民100周年に向かっている。改めて、この本を読む価値が増すことであろう。